南宮崎カトリック教会は、第二バチカン公会議が開かれた年でもある1962年(昭和37年)、宮崎教会から独立し、宮崎市城ヶ崎の民家を改造して聖堂にした「城ヶ崎教会」として、宮崎を拠点に宣教活動をしていた聖ザベリオ宣教会により設立しました。8月26日に献堂式が挙行され、「王たるキリスト」に捧げられました。
|
|
|
教会はしばらく民家を利用し活動を続けていましたが、一方で聖ザベリオ宣教会は後に大淀川の南の地域が発展することを見込み、南宮崎に土地を確保しました。それは、地域社会への貢献と福音宣教の場として、カトリック幼稚園を教会のそばに造る計画のためでした。
そして1970年(昭和45年)、宮崎市恒久南にカトリック愛児園が落成し、幼児の健やかな成長のため幼児教育のを行う場としての一歩を踏み出しました。教会の建物が愛児園に併せて建設され、城ヶ崎教会はここに移転して愛児園教会となりました。
1974年(昭和49年)、道路をはさんだ反対側の現在地に、現在の鉄筋コンクリート造の聖堂が建設され、南宮崎教会となりました。
大変な資金難で、幾度もの検討の末、やっとのことで鉄筋コンクリート造二階建の計画の承認を得たり、資金捻出のため土地の一部を売却するなどの数々の困難を経て、建物は完成しました。建物竣工時は2階の聖堂のみが完成し、1階の集会室が完成したのは4年後の1978年でした。
聖ザベリオ宣教会の司祭たち、南宮崎教会の信徒たち、その他多くの方々が共に南宮崎教会の発展を願い、この小さな教会は成長し、現在の形になりました。
2012年には教会設立50周年を迎え、記念祝賀会が盛大に行われました。
この教会は家庭的な教会です。みなさまをあたたかくお迎えいたします。
* * * * * * *
|
2003年に、当教会信徒の田中嘉武さんより寄贈されました。教会にいらっしゃるみなさんを入口ホールでお迎えします。
* * * * * * *
設立50周年を契機に、教会保護者「王であるキリスト」に捧げる、南宮崎教会のこれからの目標を祈りにした歌が作られました。
当教会信徒の上村幸一郎さんが作詞作曲しました。
王であるキリストへの祈り
〜南宮崎カトリック教会の歌〜
|