空の鳥(sora-no-tori)2022年8月no.417 (web版)

平和への祈りをこめて 日本カトリック平和旬間<8/6〜8/15>

1981年教皇ヨハネ・パウロ二世は「過去を振り返ることは、将来に対する責任を担うことである。」とする「平和アピール」を広島で発表されました。戦争を振り返り、平和を思うとき、平和は単なる願望でなく、具体的な行動でなければなりません。そこで、日本カトリック教会は、その翌年、最も身近で忘れることが出来ない、広島や長崎の事実を思い起こすのに適した8/6〜15までの10日間を「日本カトリック平和旬間」と定めました。
「平和旬間」に広島、長崎教区では全国から司教をはじめとして多くの信者が集まり、「平和祈願ミサ」が捧げられます。
各教区でも平和祈願ミサや平和行進、平和を主題とした映画会、講演会、研修会、平和を求める署名などが行われます。
南宮崎教会では「平和の鐘・一振り運動」に参加しています。犠牲者を追悼し、世界平和を願い原爆投下の8/6広島(8:15)8/9長崎(11:02)教会で鐘を鳴らします。一緒に心を合わせて祈りましょう。

 

聖母被昇天(8/15)

聖母マリアはキリストの死後、使徒ヨハネに見守られて、おおよそ70年の生涯を閉じられました。これを「聖母の被昇天」といいます。聖母は神の計らいによって原罪を免れたように、その結果である「死」の腐敗も免れました。

 

平和の鐘一振り運動

1945年8月にアメリカによって広島、長崎に原爆が投下された。その時、原爆投下、たったの10秒間での放射能放出、熱線、爆風によって、その年の暮れまでに21万の人々が、死の刻印を押された。その一瞬を、一振りの鐘で表し、広島、長崎の犠牲者を追悼し、長崎を最後の核兵器投下の地とすることを誓い、世界の平和を願って始められました。今や、世界各国で、日本各地で行われています。南宮崎教会では2011年からK.Kさん、T.Yさんの呼びかけで参加しています。教会で家庭で職場で心を合わせて祈りましょう。

 

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ご帰天(6/30)

モニカ C.Kさん (74歳)

 

■8月の行事予定■

8/1(月)ぶどうの木(9:00〜12:00)
8/6(土)主の変容 広島(8:15)平和の鐘
8/6(土)〜15(月)日本カトリック平和旬間
8/7(日)ゆるしの秘跡
8/9(火)長崎(11:02)平和の鐘
8/15(月)聖母の被昇天(9:00) 共同慰霊祭(ミサ後)聖堂 墓地ミサ(19:00)下原カトリック墓地
8/26(金)南宮崎教会創立記念日(60年)
8/29(月)ぶどうの木(9:00〜12:00)
9/1〜10/4 すべてのいのちを守るための月間
9/2(金)マルコ神父様誕生日
9/4(日)被造物を大切にする世界祈願日

 

■お知らせとお願い■

・パジニ神父様が7/21〜9/5イタリアに、ケタシスターが7月初旬〜3ヶ月間メキシコに休暇帰国されます。マルコ神父様が1人になられますので、みなさまに不自由をかけるかもしれませんがご協力下さい。
・8/7(日)は個人の「ゆるしの秘跡」があります。終わりましたらお帰りください。その為、全員掃除が出来ませんので、前日、土曜日にしますので、有志の方はご協力ください。
・8/15(月)「聖母の被昇天」祭のミサ後、暑さが厳しいため聖堂で「合同慰霊祭」をします。その後、個人で霊堂へ礼拝下さい。
・8/26(金)は「南宮崎教会創立記念日」です。60周年です。年度内に何らかの記念行事を考えています。
・8/15(月)は第3月曜で「ぶどうの木」ですが、「聖母被昇天」のミサと重なりますので、8/29(月)に実施します。
・「宮崎県カトリック信徒の集い」で新司教様スルピス森山信三司教様の講演を予定しています。コロナ禍で感染防止のため、なかなか実施できない「男性の集い」、「女性の集い」を合同で日帰りでの企画となりました。詳細は後日お知らせします。
・田口神父様が7/22に退院され「カルメルの園司祭の家」にお入りになりました。お祈りありがとうございます。続けてお願いします。
・7/18(月)8名の方が教会の草刈作業をして下さり、綺麗になりました。ありがとうございました。

 

■コラム■川野シスターのブラジル体験記(思い出のおすそ分け)

マリア・マグダレナ 川野恩美 (10)

ブラジルの典礼は素晴らしいものがあります。
例えば、聖体の祝日はとても荘厳です。
私が住んでいたクリチバでは、カテドラルから中心街に続く長い直線道路の片側を歩行者天国にして、そこに前夜から各小教区や団体が色付けしたおがくずなどで道路に大きなデザインを施します。それはもう見事です。
午後3時からカテドラルでミサが行われた後、大司教様が、ご聖体を持って屋根を付けた車の荷台に乗り、装飾された道路をゆっくりと進みます。
その後を大勢の群衆がロザリオを唱えながら続きます。
中心街に着いて、司教様からご聖体での祝福を受ける頃には、夕暮れになっています。
後の掃除は大変でしょうが、町を挙げて行われる荘厳な聖体行列の素晴らしい体験は、生涯私の心に残る事でしょう。 (続く)


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