世界病者の日(2/11)
2月11日のルルドの聖母の記念日を病者に対して最もふさわしい援助を提供し、苦しんでいる人が、自らの苦しみの意味を受け止められるように助ける必要がある事をカトリック医療関係者だけでなく、社会一般に訴える事を目的に教皇ヨハネ・パウロ二世が1993年に定めました。共同体の中でも、現在、加療中の方が数名居られます。お祈りいたしましょう。
四旬節に入る(2/14水〜3/31土)
2/14(水)の「灰の水曜日」から3/31(土)の復活祭前日までの6週間半、日曜日を除いた40日間を四旬節と言います。荒野でイエス様が、40日間断食なさった事を記念する聖節信徒は自己の罪を懺悔し、祈りと犠牲を捧げ復活祭をふさわしく迎える準備をします。この間、教会では毎金曜日18:30〜「十字架の道行き」が行われます。参加するよう務めましょう。
【灰の水曜日】枝を燃やした灰を頭に受け(罪を悔い、回心を表す行為)四旬節に入る決意をする。
【大斎】1日の食事を半分減らす(18歳〜59歳)
【小斎】肉類を食べない事(14歳〜)
信徒要請講座ご案内
日時 2/4(日)13:30〜15:00
場所 宮崎教会
テーマ 全ての子ども達に安らぎと希望を! 〜地域との支え合いを目指して〜
講師 長友宮子さん(ナチュラルビー代表)
黙想会・ゆるしの秘跡ご案内
日時 2/25(日)9:00〜
指導 植草神父様(小林教会)
スケジュール 9:00 講話 12:00 昼食 13:00 ゆるしの秘跡 14:00 ミサ
■2月の行事予定■
2/2(金)主の奉献 初金(18:00)
2/3(土)地域消防訓練(10:00〜12:00)
2/4(日)信徒養成講座(13:30〜15:00)
2/5(月)日本26聖人殉教者
2/10(土)中高生会(19:00)
2/11(日)世界病者の日 どんど焼き カーニバル シルバノ神父様誕生会
2/14(水)灰の水曜日(19:00)(大斎・小斎)
2/16(金)十字架の道行き(18:30)
2/17(土)宣教のロザリオ(10:00)
2/18(日)司牧評議会
2/23(金)十字架の道行き(18:30)
2/25(日)黙想会 ゆるしの秘跡
3/2(金)初金 世界祈祷会 十字架の道行き 性虐待被害者のための祈りと償いの日
3/3(土)結婚式(14:00)
■お知らせとお願い■
・2/14(水)に使用する灰を作る枝などを入れる箱を2/4からエントランスに置きます。2/11にどんど焼きに使います。
・2/11(日)ミサ後、神父様の誕生会と「カーニバル」を予定しています。
・2/14(水)は「灰の水曜日」です。この日から四旬節に入ります。ミサが19:00からあります。この日は大斎・小斎です。四旬節の間、毎金曜日に「十字架の道行き」が教会で18:30からあります。特別に償い、犠牲を捧げましょう。「愛の献金」に務めましょう。福音書の書写をして、祭壇に奉納しましょう。愛の行為として社会活動(ボランティアなど)への参加をお勧めします。
・2/16(月)6:30〜10:00に教会でベトナムの方々のお正月の集いがあります。
・来年に向けて「堅信」の勉強の準備を予定しています。受堅を希望する方はお申し出ください。
・2/25(日)の昼食のお弁当をご入用の方は用紙に記名して申し込んでください。
・葬儀委員長が変りました。
■教会清掃当番■
2/4(日)全員 ミサ後
2/10(土)赤江、地区外 9:00
2/17(土)清武、木花地区 9:00
2/24(土)恒久地区 9:00
3/4(日)全員 ミサ後
■コラム■
「チャド体験記」1〜3 シスター クララ 泉 淑美
(今号の紙版での掲載はその3となっていますが、ここでは2017年11月のその1からその3まで掲載します)
チャドはアフリカ中央部にある内陸国で、北部のサハラ砂漠は人が住むにはとても厳しい環境なので南部のサヘル地帯に人口の90%1300万人が住んでいます。
内陸国であるために海の向こうからの影響は他のアフリカの国々よりも少なく、植民地にされた時代は短く、原油の輸出が始まったのは2005年のことでした。
カトリック教会の歴史も古いものではなく、バチカン公会議以前を知らない教会と言われています。
私は2013年に派遣され、4年間過ごしました。関西空港からパリのシャルルドゴール空港まで12時間、飛行機を乗り換えて更にチャドの首都ンジャメナまで5時間かかります。
そこから私の住むライの町まで車で約6時間です。でも、雨季には回り道をしなければならないので8時間以上かかります。
舗装されていない道路は雨が降ると閉鎖され、雨が上がって3時間経過しないと通れません。ですから旅行はお天気次第。
車がぬかるみにはまりこんで動けなくなり、頭の上まではねあがる泥シャワーを浴びながら車を押したこと、ぬかるみの深さがひざの上まであり、履いていたゴム草履を一歩目で失くして、赤茶色の泥の中を助けを呼びに走ったこと。
乾季の暑さの中では、焼けたアスファルトと積荷の重さのせいでタイヤがパンクし、JAFも呼べない、遠すぎると嘆きながら、タイヤ交換をしたこと、冒険談は尽きません。
でもいつもいつも、誰かが助けてくださるし、何とかなるもので、目に見えないけれど力強い方に守られているのを感じています。
チャドには公用語としてのフランス語、アラブ語の他に60余りの異なる言葉があるそうです。
聖書の各言語への翻訳はずっと続けられています。日曜日のミサの朗読箇所で福音、第一朗読、第二朗読の順に作業をすすめます。
福音の次に旧約をするのは、現在のチャドの人々の生活がパウロよりアブラハムのそれに近く、そのため旧約の方がパウロの書簡より心に響くからだそうです。
確かに、アブラハムが三人の旅人をもてなす場面は、チャドの日常生活です。
一夫多妻の家族制度、電気もガスも水道も、車も電車もない生活、旅行は徒歩か動物の背に乗って・・・。
このような人々から私はたくさんのことを学びました。聖書の世界を少し身近に感じるようになったのは、チャドに来たおかげです。
ライの町は大きな川のほとりにあり洗礼式は川で行われます。司祭も受洗者と代父母も腰まで水につかり、父と子と聖霊の・・・・と言いながら受洗者の頭に司祭が手を置き三回水に完全に沈めます。
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