空の鳥(sora-no-tori)2022年3月no.412 (web版)

四旬節に入る(3/2(水)〜4/6(土))

3/2(水)の「灰の水曜日」から4/16(土)の復活祭前日までの6週間半、日曜日をのぞいた40日間を四旬節と言います。荒野でイエス様が、40日間断食なさった事を記念する聖節で信徒は自己の罪を痛悔し、祈りと犠牲を捧げ、復活祭をふさわしく迎える準備をします。この間、教会では、毎金曜日18:30〜「十字架の道行」が行われます。参加するよう努めましょう。

灰の水曜日・・・枝を燃やした灰を頭に受け(罪を悔い、回心を表す行為)四旬節に入る決意をする。
大   斎・・・1日の食事を半分減らす(18歳〜59歳)
小   斎・・・肉類を食べない(14歳〜)

 

十字架の道行き

主イエス・キリストは神の福音を告げ、証しするため、受難をしのばれ、十字架の道を歩み、復活の栄光を受けられました。私たちも、主の弟子の一人として、主のみあとを慕って、十字架の道を辿り、苦難と復活の神秘を黙想し、キリストと共に歩む姿を新たにしましょう。

 

日本の信徒発見の記念日(3/17)

長崎浦上の潜伏キリシタン達10数名が1865年大浦天主堂でプチィジャン神父に「サンタマリアのご像はどこ?われらの旨、あなたの旨と同じ」と信仰を告白した。250年間、司祭が来る時を待ちながら信仰を守ってきたキリシタンが居た事を示したこの出来事は全世界の教会に大きな驚きをもたらした。2015年から日本固有の祝日として祝う事になった。

 

性虐待者のための祈りと償いの日(3/18)

2016年教皇フランシスコは、子どもに対する教会のメンバーの責任について明確に意識できるように、神により頼む日として、この日を設けました。四旬節第2金曜日と定め、祈りと償い、被害者の痛みを学ぶ機会としました。教会のメンバーが犯した罪を認め、共同体として神からゆるしを願い、被害者とその家族のために祈ります。

 

「祈りの鐘」3.11 (東日本大震災を忘れないで!!)

2011.3.11に起こった大震災と大津波が東日本を襲いました。今後、どこで、いつ同じ様な事が起こるか分かりません。各人、自分の事として忘れてはなりません。2015年から「祈りの鐘」を教会で14:46に鳴らす事になりました。犠牲者のみなさん、未だに様々な困難の中にある被災された方の為に心を合わせて祈りましょう。可能な方は教会へ来て下さい。

 

■3月の行事予定■

3/2(水)「灰の水曜日」(大斎・小斎) ミサ19:00
3/4(金)世界祈祷会(10:00)清水町教会 初金(18:00) 十字架の道行き(18:30)
3/7(月)ぶどうの木(9:00〜12:00)
3/11(金)東日本大震災「祈りの鐘」(14:46)
3/13(日)司牧評議会
3/17(木)日本の信徒発見の聖母 山下神父様聖書講座(10:30〜・18:30〜)
3/18(金)性虐待被害者のための祈りと償いの日
3/19(土)聖ヨゼフの祝日
3/20(日)ゆるしの秘跡
3/21(月)ぶどうの木(9:00〜12:00)
3/25(金)神のお告げ
3/27(日)財務委員会

 

■お知らせとお願い■

・「シノドス」に向けた意見 教会に質問票を用意しました。3/27までに回答を回収箱にお入れください。ホームページからも回答できます。
・コロナ禍で「まん延防止」が延長されそれに伴いミサの自粛が3/6延長され、予定されていました行事全て中止になりました。この間の教会は有志の方が掃除をして下さり綺麗に保たれていました。
・田口神父様は1/28にICUを出られ一般病棟に移られました。引き続きお祈りをお願いします。ご病名は大動脈解離だそうです。
・教会のエレベータの故障の修繕は基盤の取替えが必要ですが部品の不足で6月までかかりそうです。ご迷惑をかけますが、ご了承下さい。
・3/20(日)は「ゆるしの秘跡」があります。全員掃除が出来ませんので3/19(土)に有志の方は掃除をお願いします。9:00〜
・2/27の「カトリック新聞」第4612号の3面に「ぶどうの木」の記事が大きく記載されていました。是非お読み下さい。

 

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ファミリー紹介

マリア C.Tさん

昨年12/25に洗礼の秘跡を頂きました
趣味    テニス
好きな言葉 耳を済ませば、きっと聞こえる「だいじょうぶだよ」
受洗の動機 生きていく上で心の支えになると思ったから
共同体に望むこと どうぞよろしくお願いします
〜〜〜
謙遜な方で目立ちたくないそうです。

 

■コラム■川野シスターのブラジル体験記(思い出のおすそ分け)

マリア・マグダレナ 川野恩美 (5)

彼ら路上生活者は夏、仕事を探して、人々が集まる海辺の町へ鍋や自炊の道具の入ったリュックを担ぎ歩いて数日の旅をするのだそうです。
その年はいつにも増して暑く、彼は旅の途中で食べ物も無くなり、空腹と暑さで路上に倒れてしまったそうです。「もう、歩けない。だめだ。」そう思った時、ある男性が近寄って声を掛けてくれたそうです。
その人は近くの食堂の主人で、この「卵の人」を自分の食堂に連れて行き、大盛りの皿を持ってきて食べさせて、「鍋を持っているか」と聞き、彼が自分の鍋を渡すと、鍋にいっぱい食材を入れてくれたと言います。
涙を拭きながら彼は繰り返しました。「神様はいる。いるよね。俺たちをいつも見守ってくれているんだ」
私にとって、彼こそ本当の宣教師です。 (続く)


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