【パウロ袴田巌さんの無罪判決を待つ祈りの九日間】
報道等でご存知のとおり、「袴田事件」として知られるカトリック信徒のパウロ袴田巌さんの再審判決が9月26日に言い渡されます。
カトリック教会では、特別な願いを神に聞き入れていただくために九日間連続で祈って恵みを願う「ノベナの祈り」を行いますが、南宮崎教会では9月17日（火）〜9月25日（水）、ミサ後に５分間ほど、袴田巌さんの再審無罪判決と死刑廃止を願って祈りを捧げます。
袴田さんの無罪判決と死刑廃止を願い、カトリックの祈りの時間を共にしてくださる方でしたら、信徒・未信徒を問わずどなたでもご参加ください。
【パウロ袴田巌さんを知っていますか？】
1966年、静岡市のみそ製造会社の専務一家4人が殺され、従業員だった袴田巌さんが予断と偏見で逮捕起訴された冤罪事件が、いわゆる「袴田事件」です。袴田さんは元日本フェザー級第6位のプロボクサーでした。連日連夜の長時間に及ぶ取り調べで朦朧として自白調書にサインしましたが、裁判開始後はずっと無罪を叫び続けています。
1980年に最高裁で死刑が確定、2014年に弁護団の再審（やり直しの裁判）請求により静岡地裁は再審開始と釈放を決定しましたが、約48年間にわたる収監により精神面への影響が大きく、幻覚や妄想などの拘禁反応が続いています。検察側が抗告し、最高裁から高裁への差し戻しを経て、昨年3月に静岡地裁で再審開始が確定、再審公判が続いていました。
袴田さんは獄中でカトリックの洗礼を受け、「死刑囚」のまま姉の秀子さんと故郷で暮らしています。
再審は今年5月22日ですべての審理が終わり、9月26日に判決が言い渡されます。
【特設サイト】
カトリック正義と平和協議会（カトリック中央協議会 内）
https://www.jccjp.org/hakamadainori
問い合わせ 080-5566-1365 宮下さんまで